スズメバチの解剖『毒針・毒嚢・毒腺』の拡大写真を撮影

スズメバチの毒針はいったいどのような構造になっているのでしょうか?
とても気になったので、スズメバチ捕獲トラップで捕獲したオオスズメバチを解剖してみました。

※注意※
刺激の強い画像が含まれます。閲覧に注意ください。

オオスズメバチを解剖&毒針について調べてみました

スズメバチ捕獲トラップで捕まえたオオスズメバチ

スズメバチ捕獲トラップで捕獲したオオスズメバチ

オオスズメバチの毒

スズメバチ類は攻撃性が高く、強力な毒を持つ非常に危険な蜂です。
スズメバチによる刺害事故の件数は、全種類・全自治体をあわせると、年間で数千件にものぼるといわれています。
毎年20人前後の人がスズメバチによる刺害事故により死亡しています。この人数は毒蛇や熊による被害を遥かに上回ります。

スズメバチの中でもオオスズメバチ毒は非常に強力です。
オオスズメバチはスズメバチの中で最も危険な蜂といわれています。

毒針

オオスズメバチの毒針、毒嚢、毒腺は生殖器が変化した物です。
毒針を持ち、刺すのはメスだけです。
オスは毒針を持たないので刺すことができませんが、威嚇のため刺す姿勢だけは取ります。
また、女王蜂も毒針を持ってはいますが、攻撃性が低く、刺すことはほとんどないようです。

毒針の構造

ミツバチの毒針はトゲ(返し)がついていて、人や動物を刺すとトゲで針が抜けなくなり死んでしまいますが、オオスズメバチはそうではありません。
オオスズメバチの毒針はミツバチのようなトゲがないので、人を刺しても抜けません。
そのため、毒のあるかぎり何度でも刺すことができます。

オオスズメバチの毒針は拡大するとノコギリのような構造になっています。

毒針電子顕微鏡写真

引用:走査型電子顕微鏡画像資料集

引用:自然環境教育のための画像集(第2版)

撮影機器(デジカメ・顕微鏡カメラ)

今回はオオスズメバチの写真を、デジカメと以前(10年以上前)に購入したPCにUSBで繋げる顕微鏡カメラで撮影してみました。かなりボヤけていますがご容赦ください。

USBでPCに繋げる顕微鏡(購入は10年以上前)

顕微鏡カメラについて

現在は、USBだけではなく、wifiでスマホとパソコンに繋げるもの顕微鏡が出ています。
お値段は1,500~8,000円と様々です。

夏休みの自由研究などで使うと良い研究が出来そうですね。
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オオスズメバチの毒針・毒嚢・毒腺の写真

【写真1】毒針が出ている様子

【オオスズメバチ】毒針が出ている様子

【写真2】毒針を拡大

【オオスズメバチ】毒針の拡大写真

【写真3】毒嚢・毒腺・毒針

【オオスズメバチ】解剖して毒針・毒嚢・毒腺の写真を撮影

【写真4】毒針を更に拡大

【オオスズメバチ】毒針の拡大写真

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